離れた場所にいる医師と患者がオンライン診療を行うためのシステム。ビデオチャット機能にSkyWayを利用
CLINICS
株式会社メドレー
導入のきっかけ・課題
「CLINICS オンライン診療」は、離れた場所にいる医師と患者をビデオチャットでつなぐ「オンライン診療」をスムーズに実施するための各種機能を備えたオンライン診療システムです。 予約、事前問診、ビデオチャットでの診察、決済、薬・処方箋の配送をワンストップで完結することのできるオンライン診療システムで、患者はスマートフォンや PC を用いて、居場所を問わずに診察を受けることができます。 「オンライン診療」の重要なビデオチャット機能を iOS / Android / Web それぞれで実装するため WebRTC を使う必要があり、SkyWay を導入することにしました。
しかし、WebRTC を 通信基盤から自社で構築・運用することは限られたメンバーで開発していく上で難しく、また、環境が違う 3 プラットフォームに渡るクライアントの 0 からの WebRTC 実装も同様に難しいという課題がありました。
SkyWay 採用理由
「オンライン診療」というプロダクトの性質上、安定した通信ができることがまず必須条件でした。またクライアント SDK がそれぞれのプラットフォームに用意されていることもスピーディに実装する上で重要なポイントでした。その上でコミュニティを含めたサポート体制が充実しているという点を踏まえ SkyWay を採用しました。
効果
SkyWay を採用したことにより、スピーディに iOS / Android / Web それぞれのプロダクトにビデオチャット機能を組み込むことができました。 SkyWay 自体も大変安定しており、メンテナンス含めた運用を気にすることなくプロダクト開発に集中することが可能になりました。 現在、「CLINICS オンライン診療」は全国 47 都道府県にある診療所や大学病院など、多数の医療機関に活用いただいており、導入実績 No.1(※)のオンライン診療システムとなっています。 また、2016 年 2 月のサービス開始からこれまで、約 80 万回を超える診察が行われています。
※出典:「IoMT(Internet of Medical Things)新市場の将来展望 2021」(富士キメラ総研社、2020年11月)
このように多数の医療機関と患者をつなぐ「CLINICS オンライン診療」のビデオチャット機能が必要とする高品質な音声・映像提供は、SkyWay の高度な通信技術によって支えられていると実感しています。