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録音・録画ファイルのメタデータの活用
録音・録画機能では保存した録音・録画ファイルと対になるメタデータを提供しています。
メタデータからは録音・録画ファイルの詳しい情報を知ることができます。
メタデータは以下の方法で取得できます。
- GetRecordingSession API のレスポンスの files フィールドを参照する
- DeleteRecordingSession API のレスポンスの files フィールドを参照する
- クラウドストレージの録音・録画ファイルと同一の階層に保存された同名の json ファイルを参照する
メタデータは以下のような構造になっています。
{ name: string; path: string; status: "RECORDING" | "SUCCEEDED" | "FAILED"; errors: { detail: string; occurredAt: string; }[]; type: "AUDIO" | "VIDEO" | "AUDIO_AND_VIDEO"; mimeType: string; createdAt: string; codecs: string[]; duration: number; sessionId?: string; publisherId: string; originPublisher: { name?: string | undefined; id: string; }; publications: { id: string; publisherId: string; originPublisher: { name?: string | undefined; id: string; }; contentType: "AUDIO" | "VIDEO"; }[]; }
メタデータのフィールドの詳細について説明します。
キー名 | フィールドの詳細 |
---|---|
name | クラウドストレージにおけるファイル名 |
path | クラウドストレージにおけるパス |
status | 録音・録画ファイルの状態 |
errors | status が FAILED の場合の原因となったエラー |
type | ファイルに含まれるメディアの種類 |
mimeType | ファイルの種別 |
createdAt | ファイルの最初の部分が作られた日時(ISO 8601 形式)。このタイムスタンプを元にして、映像・音声の合成の際に再生タイミングを調整できる。 |
codecs | ファイルに含まれるメディアのコーデックのリスト |
duration | ファイルの再生時間(ミリ秒) |
sessionId | このファイルの session の ID。クラウドストレージ上の json ファイルにのみ含まれる。 |
publisherId | このファイルの元になっている Publication を forwarding している SFU Bot の ID |
originPublisher | このファイルの元になっている Publication を publish している Member の情報 |
publications | このファイルの元になっている Publication のリスト |
ステレオ音声の録音
録音・録画機能は、ステレオ音声にも対応しています。 ステレオ音声の録音を行う場合は、LocalAudioStream の作成時、および publish 時に以下のパラメーターの設定が必要となります。
- JavaScript SDK の例
const audio = await SkyWayStreamFactory.createMicrophoneAudioStream({ channelCount: 2, // 一部のブラウザにおいてエコーキャンセラーを有効にした状態でステレオ音声を取得するとモノラルになる問題があるため、エコーキャンセラーを無効にする echoCancellation: false, }); // publish時に、codecCapabilitiesにステレオ音声の設定を追加する const audioPublication = await me.publish(audio, { codecCapabilities: [{ mimeType: 'audio/opus', parameters: { stereo: 1 } }], });
なお、 iOS SDK 、 Android SDK では、ステレオ音声の送信には対応していません。