【Zoom SDK】料金やできることは?使い方やZoom Video SDK、Zoom Meeting SDKについても各々解説!

Zoom SDK

最近では、働き方改革の一環としてのテレワークの普及や、新型コロナウイルスの流行を経て、ウェビナーやオンライン接客・商談の需要が増加しており、多くの人がZoomを利用しています。その中で、Zoomの機能をアプリケーションやサービスに統合できるZoom SDKの活用が注目されています。

本記事では、ビデオ通話プラットフォームの立場からSkyWayのブログ編集部が、Zoom SDKの料金やできること、使い方や事例まで、初心者にもわかりやすく解説します。

 

 

代表的なビデオ通話プラットフォームとして、NTTコミュニケーションズが開発、運営する「SkyWay」があります。 「SkyWay」とは、ビデオ・音声通話をアプリケーションに簡単に実装できる国産SDKです。⇒概要資料をダウンロードする(無料)

Zoom SDKとは

Zoom SDKとは

ZoomSDKは、Zoomのビデオ会議機能を他のアプリケーションやサービスに統合するためのソフトウェア開発キットです。これにより、開発者はZoomの高品質なビデオ、音声、チャット、画面共有機能を自社アプリに簡単に組み込むことが可能になります。

メリットとしては、柔軟なカスタマイズが可能であり、ユーザーに対してシームレスで魅力的なビデオ体験を提供できる点です。企業は独自のビデオソリューションを迅速に開発し、顧客エンゲージメントや業務効率を向上させることができます。

 

※ZoomAPIについても別記事にて解説しているので、詳細は以下の記事をご参考ください。

skyway.ntt.com

Zoom SDKの料金について

ZoomSDKの料金体系は、利用時間に基づく従量課金制とユニバーサルクレジット(プリペイドバンドル)の2つの主要なプランがあります。開発者は無料で毎月10,000分のWeb会議を利用できますが、超過分は分単位で課金されます。また、年間ボリュームプランも提供されており、大規模な利用に対応しています。

料金プラン

  従量課金制 ユニバーサルクレジット
(プリペイドバンドル)
基本料金 ・毎月10,000分まで無料 ・10,000円/月(10,000クレジット)
・45,000円/月(50,000クレジット)
追加料金 ・10,000分以降は0.48円/分 ・以降は0.48円/分
録音録画 2円/分 1.4円/分
録音録画ストレージ 67円/GB 35円/GB
オーディオ会議
ダイヤルイン/
アウト通話料
10,000円/月 使った分だけ

料金に関する詳細については、「プランと料金:デベロッパー|Zoom SDK(公式サイト)」をご参照ください。また、特定のプロジェクトやビジネスニーズに合わせた料金プランについては、Zoomのサポートチームに直接お問い合わせすることをお勧めします。

Zoom SDKでできること

ZoomSDK できること

Zoom SDKは、開発者がZoomのビデオ会議機能を独自のアプリケーションやサービスに統合するための強力なツールです。以下のような機能を提供します。

主な機能

  • ビデオ通話 : 高品質なHDビデオ通話をサポート
  • 音声通話 : クリアな音声通話機能
  • 画面共有 : デバイスやアプリケーションの画面を共有
  • チャット : テキストベースのリアルタイムチャット
  • データストリーミング : リアルタイムでデータの送受信が可能
  • カスタムUI : 自社ブランドに合わせたUIの完全なカスタマイズが可能

など

サポートプラットフォーム

  • Web: ブラウザベースのアプリケーションに組み込み可能
  • Android: ネイティブアプリでの統合
  • iOS: ネイティブアプリでの統合
  • Windows: デスクトップアプリでの統合
  • macOS: デスクトップアプリでの統合

Zoom SDKは、ビデオ、音声、データ通信を統合し、アプリケーションのユーザー体験を大幅に向上させるための最適なソリューションです。

※詳細は「Video SDK Guide|Zoom Developers(公式サイト)」をご参照ください。

Zoom SDK 一覧

ZoomSDK 一覧

Zoom SDKは、開発者が異なるプラットフォームでZoomの機能を統合できるように設計された複数のSDKを提供しています。以下に主要なSDKを紹介します。

  1. Zoom Video SDK 
    • 概要: フルカスタマイズ可能なビデオ体験を提供。UIを自由に設計可能。
    • 対応プラットフォーム: Web、Android、iOS、macOS、Windows
  2. Zoom Meeting SDK
    • 概要: Zoomのミーティングおよびウェビナー機能をアプリに統合。Zoomクライアントに近いUI。
    • 対応プラットフォーム: Web、Android、iOS、macOS、Windows、Electron

各SDKの特徴比較

  Zoom Video SDK Zoom Meeting SDK
カスタマイズ性 高い 低い
UI提供 独自のUI設計 Zoomクライアントに類似
対応プラット
フォーム
Web、Android、iOS、
macOS、Windows
Web、Android、iOS、
macOS、Windows、Electron
主な用途 ゲーム、ソーシャル、カスタムアプリ ミーティング、ウェビナー

使用例

  • Zoom Video SDK: 独自のインターフェースを持つビデオ会議アプリの開発
  • Zoom Meeting SDK: 既存のアプリにZoomのミーティング機能を簡単に統合

これらのSDKを利用することで、開発者はZoomの高性能なビデオ通信機能を様々なアプリケーションに統合し、ユーザー体験を向上させることができます。

※詳細は「Zoom Video SDK(公式サイト)」をご参照ください。

Zoom SDK以外でビデオ・音声通話機能を拡充する方法とは

SkyWay

「Zoom SDK以外でビデオ・音声通話機能を拡充したいが、WebRTC技術を活用した自社開発するのは、ノウハウや社内リソースはなく、フルスクラッチのコストもかけられない……」という方におすすめなのが、NTTコミュニケーションズが開発、運営する「SkyWay」です。

「SkyWay」とは、ビデオ・音声通話をアプリケーションに簡単に実装できる国産SDKです。

大きな特徴としては、以下が挙げられます。

  • スピーディーな開発ができる
    開発資料が豊富かつ日本語でわかりやすい、国内エンジニアがサポートしてくれる
  • 信頼性・安全性が高い
    NTTコミュニケーションズが開発、運営する国産SDK。サービス歴は10年以上で、累計導入サービス数も21,000件以上
  • 無料で開発スタート
    開発検証用として、Freeプランあり。テスト検証期間中は無料で利用可能。商用サービス提供後も基本利用料11万 + 従量課金制で安心。

SkyWayの詳細はこちら

 

WebRTCのSDKとして提供されているものは、海外製が多いため、開発ドキュメントも英語か和訳のもので開発しにくい傾向にあります。 「SkyWay」であれば、NTTグループが開発、運営する安心の国産SDKかつ、国内エンジニアがサポートしてくれるため、開発運用工数も大幅に削減でき、開発のしやすさからもおすすめです。

テスト検証用は無料のため、ぜひアカウント登録をしてみください。

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Zoom SDKの使い方(概要)

Zoom SDKを使用することで、アプリケーションにZoomのビデオ、音声、チャット機能を統合できます。以下は基本的な使用手順です。

1. 開発環境の準備

  • https://www.zoom.com/en/video-sdk/」からZoomアカウントを作成し、サインイン
  • 「App Marketplace」(アプリマーケットプレイス)の「Build Video SDK」セクションに移動し、必要情報を入力
  • 使用するSDKの種類(Meeting SDK, Video SDKなど)を選択
  • SDK KeyとSecretを取得

詳細は、Zoom Japanによる公式記事「はじめての Zoom Video SDK - 準備編」「はじめての Zoom Meeting SDK - 準備編」をご参照ください。

2. API準備

  • 選択したSDKをインストールし、プロジェクトに追加
  • プラットフォーム(iOS, Android, Web, Windows, macOS)に応じた設定を行う
    • Webの場合: npmを使用してインストール
    • モバイルの場合: Android StudioやXcodeを使用
  • APIキーやシークレットキーを含む設定ファイル(例: .env)を作成

3. フロント準備

  • Zoom SDKをインポートし、初期設定を行う
  • ビデオ通話やチャットの機能を必要に応じて実装

 

上記の手順は完結にまとめたものです。具体的な詳細については、Zoom Japanによる公式記事「はじめての Zoom Video SDK - Jumpstart 編」「はじめての Zoom Meeting SDK - Web (Client view)編」「はじめての Zoom Meeting SDK - Web (Component view)編」をご参照ください。

その他にも「Zoom SDK 触ってみたら、めちゃくちゃ楽に試せた。」「Zoom Meeting SDKでWebシステムにZoomを埋め込む話」の記事も参考になります。

 

これらのプロセスを通して、Zoom SDKを利用したカスタムビデオ体験をアプリケーションに組み込むことができます。

もっと簡単にビデオ・音声通話機能を実装するには

SkyWay

「Zoom SDK以外でもっと簡単にビデオ・音声通話機能を拡充したい……」「Zoomの開発ドキュメントを和訳してもよく分からなかった」という方におすすめなのが、NTTコミュニケーションズが開発、運営する「SkyWay」です。

「SkyWay」とは、ビデオ・音声通話をアプリケーションに簡単に実装できる国産SDKです。

大きな特徴としては、以下が挙げられます。

  • スピーディーな開発ができる
    開発資料が豊富かつ日本語でわかりやすい、国内エンジニアがサポートしてくれる
  • 信頼性・安全性が高い
    NTTコミュニケーションズが開発、運営する国産SDK。サービス歴は10年以上で、累計導入サービス数も21,000件以上
  • 無料で開発スタート
    開発検証用として、Freeプランあり。テスト検証期間中は無料で利用可能。商用サービス提供後も基本利用料11万 + 従量課金制で安心。

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WebRTCのSDKとして提供されているものは、海外製が多いため、開発ドキュメントも英語か和訳のもので開発しにくい傾向にあります。 「SkyWay」であれば、NTTグループが開発、運営する安心の国産SDKかつ、国内エンジニアがサポートしてくれるため、開発運用工数も大幅に削減でき、開発のしやすさからもおすすめです。

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Zoom SDK を活用した事例

ZoomSDK 事例

Zoom SDKはさまざまな場面で利用されていますが、いくつか事例をご紹介します。

事例 活用内容 参考URL
ビザスク 1時間単位のスポットコンサルティングサービスを提供
しており、ZoomのMeeting SDKを活用して、依頼企業と
アドバイザーのビデオ通話をサポート。利用者はZoomの
アプリを使用して会話する仕組み。
事例紹介URLはこちら
Gaba 英会話スクールのGabaでは、ZoomのMeeting SDKを
使用してオンラインレッスンを提供。
受講生は専用のウェブサイトやiOSアプリからレッスンに
参加でき、講師は各教室からChromeのMeeting SDKを
使ってレッスンに参加。
参考URLはこちら
ドクターズ オンライン医療相談・ オンライン診療・ オンライン服薬指導で
Zoom SDKを活用した医療用ビデオコミュニケーション
プラットフォームを利用。
プレスリリースはこちら

Zoom SDKは多様な用途で活用され、ユーザー体験を向上させるために利用されています。

まとめ

Zoom SDKは、Zoomのビデオ会議機能を他のアプリケーションに統合するための開発ツールで、ビデオ、音声、チャット、画面共有を容易に組み込むことが可能です。カスタマイズ性が高く、企業は迅速にビデオソリューションを開発できます。料金は利用時間に基づく従量課金制とユニバーサルクレジットがあり、毎月10,000分まで無料利用が可能です。Zoom SDKはWeb、Android、iOS、Windows、macOSに対応し、開発者はZoomの高性能機能を様々なアプリに統合可能です。自社アプリケーションやサービスのユーザー体験を向上させるために、Zoom SDKの活用を検討してはいかがでしょうか。また、同様のサービスとして国内SDKのSkyWayもおすすめです。

 

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