【動画配信システム比較18選】おすすめや費用を目的別に紹介！構築や仕組みも徹底解説

動画配信システム

動画配信システムは、社内研修やウェビナー、オンライン英会話などのオンライン講座など、さまざまなビジネスシーンで重要な役割を果たします。しかし、どのシステムが自社に最適かを選ぶには、機能や価格、配信の安定性など、多くの要素を検討する必要があります。

本記事では、ビデオ通話プラットフォームの立場からSkyWayのブログ編集部が、動画配信システムの仕組み・配信方式・構築から、おすすめの動画配信システムを比較表にしてご紹介します。最適な動画配信システムを見つけるための参考にしてください。

動画配信システムとは
動画配信システムの構築について
目的別！おすすめの動画配信システムとは
おすすめの動画配信システム（社内研修・情報共有）比較3選
おすすめの動画配信システム（マーケティング向け） 1選
おすすめの動画配信システム（エンターテイメント向け） 1選
おすすめの動画配信システム（動画販売・動画のサブスクリプション）比較5選
おすすめの動画配信システム（大規模ライブ配信）比較3選
おすすめの動画配信システム（用途に合わせたカスタマイズ可能）比較5選
動画配信システムの費用は？
- 動画配信システムの費用比較表18選
- 動画配信システムで無料はある？
動画配信システムの比較ポイント
動画配信システムを簡単に自社開発したい場合
まとめ

代表的なビデオ通話プラットフォームとして、NTTコミュニケーションズが開発、運営する「SkyWay」があります。「SkyWay」とは、ビデオ・音声通話をアプリケーションに簡単に実装できる国産の開発ツールです。⇒概要資料をダウンロードする（無料）

動画配信システムとは

動画配信システムは、企業や個人が作成した動画をインターネット上で配信するためのインフラを提供するシステムです。動画ファイルをサーバーにアップロードし、視聴者が安定して視聴できるように、データの変換や最適化、配信を行います。ビジネスでは、研修やウェビナー、商品紹介など、特定の視聴者に限定した配信が求められるため、セキュリティや管理機能が充実した法人向けのシステムが多く利用されています。

動画配信システムの構築について

動画配信システムの仕組み

動画配信システムは、動画を視聴者に届けるために複数の工程を経ます。まず、作成した動画をサーバーにアップロードし、トランスコードという処理で様々なデバイスやネットワークに対応した形式に変換します。変換された動画は安全に保管され、配信形式に最適化された後、視聴者に配信されます。配信には、遅延を防ぐためにCDN（コンテンツデリバリーネットワーク）が利用され、最終的に埋め込みコードを使ってウェブページなどで再生可能になります。この仕組みにより、視聴者はどの環境でも快適に動画を視聴できます。

動画配信システムの配信方式

動画配信システム配信方式

動画配信システムの配信方式は主に以下の3つに分類され、それぞれの特性が異なります。

ストリーミング配信

ストリーミング配信は、動画をインターネット経由でリアルタイムに再生する方式です。視聴中にデータが連続して送信され、動画ファイルをダウンロードし終わる前に再生が始まります。ストリーミング配信には以下の2つの種類があります。

ライブ配信

リアルタイムで行われるイベントや放送を同時に視聴できる方式です。スポーツの試合やコンサートなどが例で、視聴者とのインタラクションも可能ですが、トラブルが全視聴者に影響するリスクがあります。
オンデマンド配信

視聴者が自分の都合に合わせて動画を再生できる方式です。YouTubeやNetflixなどのサービスで利用され、視聴時間を自由に選べる利便性がありますが、リアルタイムでのインタラクションはできません。

ダウンロード配信

ダウンロード配信は、動画ファイルを完全にデバイスに保存してから視聴する方式です。ダウンロード完了後はオフラインで視聴可能ですが、ファイルサイズが大きい場合、ダウンロードに時間がかかり、ストレージ容量も必要です。

プログレッシブ・ダウンロード配信

プログレッシブ・ダウンロード配信は、動画再生中にバックグラウンドでデータをダウンロードする方式です。再生開始と同時にダウンロードが始まり、ダウンロード完了後はオフライン視聴が可能です。ストリーミングとダウンロードの中間的な特性を持ちます。

これらの配信方式は、視聴者のニーズやインターネット環境に応じて使い分けられます。ストリーミング配信はリアルタイム性を重視する場合に、ダウンロード配信はオフラインでも視聴したい場合に、そしてプログレッシブ・ダウンロード配信はその中間的なニーズに応じて利用されることが多いです。

動画配信システムを構築するには

動画配信システム構築

動画配信システムを構築するには、以下の3つの方法があります。

フルスクラッチ : 自社専用にゼロからシステムを開発。高コストだが、柔軟なカスタマイズが可能。
パッケージ型（オンプレミス型） : 既存の製品を導入し、短期間で運用開始。カスタマイズの自由度は制限されるが、費用は比較的低い。
クラウド型 : サーバーを持たず、ベンダー提供のサービスを利用。初期費用が抑えられ、維持管理も容易だが、セキュリティ対策はベンダーに依存。

それぞれに特徴やメリット・デメリットを比較表にまとめました。

	フルスクラッチ	パッケージ型（オンプレミス型）	クラウド型
カスタマイズ性	高い	中程度	低い
コスト	高い（数千万円規模）	中程度（数百万円規模）	低い（初期費用は数十万円）
導入までの期間	長い（数ヶ月〜1年）	中程度（数ヶ月）	短い（数週間〜数ヶ月）
セキュリティ	高い（自社管理）	中程度	低い（ベンダー依存）
メンテナンス	自社対応が必要	自社対応が必要	ベンダーが対応

それぞれの方法は企業の規模、目的、予算によって選択する必要があります。自社の状況に最も合った方法を選ぶことが、成功する動画配信システム構築の鍵となります。

「フルスクラッチで構築するのはリソースもないし、コストもかかりすぎるが、自社ニーズにあったものを簡単に開発したい」という方はビデオ通話開発ツールのSkyWayがおすすめです。

SkyWay

「SkyWay」とは、ビデオ・音声通話をアプリケーションに簡単に実装できる国産SDKです。

大きな特徴としては、以下が挙げられます。

スピーディーな開発ができる：
開発資料が豊富かつ日本語でわかりやすい、国内エンジニアがサポートしてくれる
信頼性・安全性が高い：
NTTコミュニケーションズが開発、運営する国産SDK。サービス歴は10年以上で、累計導入サービス数も21,000件以上
無料で開発スタート：
開発検証用として、Freeプランあり。テスト検証期間中は無料で利用可能。商用サービス提供後も基本利用料11万 + 従量課金制で安心。

SkyWayの詳細はこちら

WebRTCのSDKとして提供されているものは、海外製が多いため、開発ドキュメントも英語か和訳のもので開発しにくい傾向にあります。 「SkyWay」であれば、NTTグループが開発、運営する安心の国産SDKかつ、国内エンジニアがサポートしてくれるため、開発運用工数も大幅に削減でき、開発のしやすさからもおすすめです。

テスト検証用は無料のため、ぜひアカウント登録をしてみください。

アカウント登録はこちら

目的別！おすすめの動画配信システムとは

動画配信システムを選ぶ際には、目的や用途によって適したシステムが異なります。以下が、主な用途になります。

社内研修・情報共有
ウェビナーなどのマーケティング
動画販売・動画のサブスクリプション
イベントやコンサートなどの大規模ライブ配信
幅広く何でも可能

上記の5つの目的別におすすめの動画配信システムについて、比較表も使ってわかりやすく説明します。

システム名	特徴	おすすめの用途	対応配信方式	提供形態	セキュリティ	カスタマイズ性	コスト	運営企業	公式サイトURL
CLEVAS	学習・研修に特化	社員研修、社内情報共有	オンデマンド、ライブ	オンプレミス、クラウド	非常に高い	高い	高い	株式会社フォトロン	公式サイトはこちら
MOOGA PLUS	低コストで高セキュリティ	社内研修、情報共有	オンデマンド	クラウド	高い	中	低い	株式会社ワンゴジュウゴ	公式サイトはこちら
ビジュアモールムービーライブラリ	情報共有向けで柔軟性あり	会員制ポータル、企業内情報共有	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	中	低い	株式会社ビジュアルワークス	公式サイトはこちら

システム名	特徴	おすすめの用途	対応配信方式	提供形態	セキュリティ	カスタマイズ性	コスト	運営企業	公式サイトURL
ネクプロ	マーケティングや小規模ライブイベント向け	マーケティング動画、ウェビナー	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	中	高い	株式会社ネクプロ	公式サイトはこちら

システム名	特徴	おすすめの用途	対応配信方式	提供形態	セキュリティ	カスタマイズ性	コスト	運営企業	公式サイトURL
ULIZA	放送品質の動画配信が可能なプラットフォーム	放送業界向けの高品質ライブ配信、エンタメ向け動画配信サイト	オンデマンド、ライブ	クラウド	非常に高い	高い	中	株式会社PLAY	公式サイトはこちら

システム名	特徴	おすすめの用途	対応配信方式	提供形態	セキュリティ	カスタマイズ性	コスト	運営企業	公式サイトURL
OneStream	会員制サイト構築対応、サブスク可能	コンテンツ販売、会員制ポータル、サブスク	オンデマンド、ライブ	クラウド	非常に高い	高い	中	株式会社ルートチーム	公式サイトはこちら
クラストリーム	大容量保存、カスタマイズ可能	社内研修、会員制ポータル、コンテンツ販売	オンデマンド、ライブ	クラウド	非常に高い	高い	中	株式会社アイ・ピー・エル	公式サイトはこちら
UIshare	会員制サイト構築対応、サブスク可能、オンライン学習コンテンツ	コンテンツ販売、会員制ポータル、サブスク	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	高い	中	株式会社ユーアイシェア	公式サイトはこちら
メガDOGA	会員制サイト構築対応、サブスク可能、視聴ユーザー無制限	コンテンツ販売、会員制ポータル、サブスク	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	高い	中	株式会社カテノイド	公式サイトはこちら
Bizlat	ライブ配信と VOD配信対応、 Commerceプランで購入機能あり	ライブ配信、マーケティング	オンデマンド、ライブ	オンプレミス	高い	非常に高い	高い	株式会社EVC	公式サイトはこちら

システム名	特徴	おすすめの用途	対応配信方式	提供形態	セキュリティ	カスタマイズ性	コスト	運営企業	公式サイトURL
Smart vLive	NTTグループ運営、安心感、インタラクティブなライブ配信対応	大規模イベント、視聴者参加型イベント、複数アングル配信	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	高い	中	エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社	公式サイトはこちら
SmartSTREAM	NTTグループ運営、安心感	小規模〜大規模ライブ配信まで、使いたい機能を選べる	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	高い	中	NTTスマートコネクト株式会社	公式サイトはこちら
BizLive	医療業界特化、実績豊富	医療系ウェビナー、講演会	オンデマンド、ライブ	不明	高い	高い	高い	木村技術情報株式会社	公式サイトはこちら

システム名	特徴	おすすめの用途	対応配信方式	提供形態	セキュリティ	カスタマイズ性	コスト	運営企業	公式サイトURL
Jストリーム	豊富な実績と多機能を持つ業界向け、利用用途に合わせた様々なサービス	大規模なライブ配信、会員制ポータル、企業向け配信、eラーニング	オンデマンド、ライブ	クラウド	非常に高い	高い	中	株式会社Ｊストリーム	公式サイトはこちら
Vimeo	高画質、マーケティング向け、多機能、利用用途に合わせた多彩なカスタマイズ	小規模〜大規模ライブ配信、社内共有、会員制ポータル、マーケティング動画	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	中	中	Vimeo, Inc.	公式サイトはこちら
millvi	カスタマイズ性が高い企業向けの多機能配信プラットフォーム	会員制ポータル、学習管理、eラーニング	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	高い	高い	株式会社エビリー	公式サイトはこちら
クラストリームオンプレミス版	大容量保存、社内ネットワーク内での利用可、教育機関向けのセキュリティ重視	大規模ライブ配信・社内研修・情報共有	オンデマンド	オンプレミス	非常に高い	非常に高い	高い	株式会社アイ・ピー・エル	公式サイトはこちら
ネクフル	小規模〜大規模まで、ワンストップで何でも、利用用途に合わせた多彩なカスタマイズ	小規模〜大規模ライブ配信、社内共有	オンデマンド、ライブ	クラウド	高い	高い	中	株式会社ネクフル	公式サイトはこちら

動画配信システムの費用は？

動画配信システムの費用は、初期費用と運用費用に分かれます。システムの種類や機能によって大きく異なります。

初期費用: クラウド型は5万～30万円程度、オンプレミス型は300万～1,000万円程度が一般的です。
運用費用: クラウド型は月額5万～20万円程度、オンプレミス型は年額30万～100万円程度です。

動画配信システムの費用比較表18選

動画配信システムの費用は、初期費用や月額費用、提供される機能によって大きく異なります。以下に上述の18システムの費用を比較表にまとめました。

システム名	初期費用(税抜)	月額費用(税抜)	URL
CLEVAS	要問い合わせ	要問い合わせ	詳細はこちら
MOOGA PLUS	5万円	3万円～/月	詳細はこちら
ビジュアモールムービーライブラリ	3万円	4万円～/月	料金プランはこちら
ネクプロ	要問い合わせ	要問い合わせ	詳細はこちら
ULIZA	無料	9,000円〜/月	料金プランはこちら
OneStream	無料	9,800円～/月	料金プランはこちら
クラストリーム	10万円 ※12ヶ月未満の利用	5万円～/月	料金プランはこちら
UIshare	無料	3万円～/月	詳細はこちら
メガDOGA	5万円	5万円～/月	料金プランはこちら
Bizlat	要問い合わせ	要問い合わせ	詳細はこちら
Smart vLive	5万円	5万円～/月	詳細はこちら
SmartSTREAM	5万円	4.8万円～/月	料金プランはこちら
BizLive	要問い合わせ	要問い合わせ	詳細はこちら
Jストリーム（J-Stream Equipmedia） ※その他は要問い合わせ	5万円	5万円～/月	料金プランはこちら
Vimeo	無料	無料 2,000円〜/月	料金プランはこちら
millviポータル ※オプションは要問い合わせ	10万円	5万円～/月	詳細はこちら
クラストリームオンプレミス版	要問い合わせ	要問い合わせ	詳細はこちら
ネクフル	要問い合わせ	要問い合わせ	詳細はこちら

プランや機能、オプションによって金額は異なるため、詳細は各公式サイトをご参照ください。

この表を基に、自社の予算やニーズに合った最適な動画配信システムを選びましょう。

動画配信システムで無料はある？

動画配信システム無料

動画配信システムには無料で利用できるプランも存在しますが、基本的には機能が制限されていることが多いです。

無料で利用できるおすすめの動画配信システムを、以下の比較表にまとめました。

システム名	特徴	広告の有無	おすすめの用途	制限事項
Vimeo（無料プラン）	高画質、広告なし	なし	個人利用、小規模プロジェクト	ストレージ容量、アップロード数に制限
YouTube	広範な視聴者層、簡単に共有可能	あり	パブリックな配信、広いリーチ	動画に広告が表示される

これらの無料システムは、機能が限定されることが多いため、プロジェクトの規模やニーズに応じて選定すると良いでしょう。

動画配信システムの比較ポイント

動画配信システムを選ぶ際には、以下のポイントを比較検討することが重要です。

セキュリティ : 社内研修や機密情報を扱う場合は、高いセキュリティを持つシステムが必須。
配信形式: オンデマンド配信、ライブ配信など、目的に合った配信形式を提供するシステムを選ぶ。
コスト : 初期費用や月額費用の比較は重要。特にオンプレミス型は高額になることが多い。
拡張性 : 将来的なニーズに対応できる機能があるか、カスタマイズが可能かも考慮。

これらの基準に基づき、自社のニーズに最も適した動画配信システムを選定することが大切です。

動画配信システムを簡単に自社開発したい場合